若いころはなかったのに、大人になってから、首にぽつぽつした突起物ができることがあります。
それもたくさんです。
「首にぽつぽつしたものがある。これは何だろう。にきびのようなものができた」
大人になってから目立ち始めるため、大人のにきびではないかと思いますが、そうではありません。
「アクロコルドン」と呼ばれる、老人性のいぼです。
小さく、たくさんできるのが特徴です。
多いときには、首に100個以上できることもあります。
多くの場合、老化によるものであるため、大人になって目立ち始めるのが特徴です。
ただし遺伝による影響もあるため、20代でも見られることもあります。
老化や遺伝による影響が強く、悪性のいぼでもありませんから、健康面で深く考えることはありません。
気をつけたいのは、自分の爪で引っかいて取ろうとしないことです。
首の肌を傷つけることになり、傷を残しやすくなります。
ただ、やはり首は露出が多く目立ちやすいので、美容面で気にされる人もいるでしょう。
アクロコルドンを取り除くのは、皮膚科の医師に診てもらうのが一般的です。
通常は、小さなはさみやレーザーなどを使います。
数は多いのですが、一つ一つは小さいいぼなので、きちんとした腕の先生にお願いすれば、きれいに取ってくれます。