メールは大変便利です。
時間のあるときに確認でき、時間のあるときに返信ができますね。
自分の好きなときに、相手の状態を気にせず送れます。
相手も時間のあるときに届いたメールを読み、相手の状態を気にせず返信できます。
これほど気軽にできる便利なコミュニケーション手段はありません。
しかし、この便利さが、良くも悪くも、癖になるのです。
コミュニケーションの比重が、メールに偏りすぎてしまうのです。
何でもメールで済ませるのが当たり前になります。
朝の「おはよう」もメール。
昼の「元気。今、何をしているの」というメール。
夜の「おやすみなさい」というメール。
すべてをメールで完結させてしまいます。
たしかにメールは便利ですが、メールに頼りすぎていませんか。
メールでコミュニケーションとはいえ、限定的です。
文字では、言いたいことを伝えられても、イントネーションやニュアンスまできちんと伝わらないのです。
たとえば「ありがとう」という一言をメールで送ろうとしても、言い方1つで、意味が変わってきます。
頭を下げて礼儀正しく「ありがとう」というのか、はきはき笑顔で「ありがとう」というのでは、少しニュアンスが違いますよね。
感謝は感謝でも、伝わってくる気持ちが違います。
便利なメールに頼りたくても、頼りすぎていませんか。
特に感謝や謝罪の言葉を伝えるときは、やはりメールより電話です。
電話より、直接会うのが一番です。
たまには電話をかけましょう。
たまには会って、話をしましょう。
声や表情を表に出すことで、気持ちがきちんと伝わるのです。