誰かを愛したいとき、最初愛しておく必要のある人がいます。
自分です。
自分をまず愛し、それから他人を愛していくというのが、正しい愛の順番です。
なぜ、まず自分を愛するのかというと、自分を好きになれない人に、誰かほかの人を愛するなんて、難しいからです。
自分で自分を好きになるという経験がない人に、他人を好きになり愛するのは、かなり不合理なことです。
たとえば、プロ野球の監督は、必ず野球を経験したことのある人です。
野球を経験したことのない人に、野球を教えられても全然説得力がありません。
それになにより、経験したことがないなら、どういうことなのかわからないはずなのです。
愛も、これと同じです。
誰かを愛したい人は、まず自分が自分を愛するという経験がないと、他人を愛するときにどうすればいいのかがわかりません。
自分を愛したことがないのに「誰かを愛したい。私を愛して!」と言うのは、かなり強引な注文なのです。
自分を愛することができて、初めて誰かを愛することができます。
まず、自分が自分のことを好きになって愛してみる。
この経験がないと、その先にある「誰かを愛する、愛してもらう」ということは、実現しないのです。
自分を愛するという経験をしたことがないと、誰かを愛するときにどうすればいいのかわからないのです。
ここで、私からあなたへ質問があります。
「あなたは、自分が好きですか」
自分が好きなら、大丈夫です。
自分を好きになった経験から、その経験を生かして、ほかの人を好きになり愛するということもできるようになります。
好きな人と最高にうまくいくコツというのは「自分と最高にうまくやっていくこと」で、初めて実現できることだったのです。