誰でも好きな人とは、早く関係を深めたいと思います。
できることなら、今すぐ付き合いたいと思う。
好きであるほど、焦る気持ちも大きいものです。
しかし、一気に関係を深めようとするのは、失敗のもとです。
気持ちはわかりますが、失敗しやすくなります。
好かれるどころか、嫌われかねないからです。
どういうでしょうか。
たとえば、まだ関係の浅いうちから強引にデートに誘うのは、不自然です。
口にした本人は、早く仲良くなるためにデートに誘ったのでしょうが、何か怪しくて変な感じです。
言葉も信用できない。
相手は驚いて、逆に警戒したり嫌ったりするのです。
断っても「いいでしょ。行こうよ」と、相手の気持ちを無視して、しつこいと嫌われるのです。
恋愛に強い人は、少しずつ関係を深めていきます。
まず、知り会いから始まり、たわいない会話を重ねて、友人関係に昇格します。
お互いのことを知る時間が少しずつ増えていき、しばらく経ってからデートに誘うなら、自然です。
それだけの会話を交わした過去があり、積み重ねがあるからです。
デートをして一緒に食事、映画、ショッピングなどを楽しみます。
そういうことを何度か経験してから「大好きです。付き合ってください」と言われると、それらしい感じがします。
お互いが仲良くなっていく過程をしっかり確認できていますから、そういう進展もすんなり受け入れられるのです。
階段は一段ずつ登るのが、確実です。
好きな人との関係は、一気に変えていくのではなく、日々変化させていくほうがいいのです。