好きな人の前では、相手に負担をかけさせないように演じます。
「手のかかる人だな」と思われると、嫌われるような気がしますね。
相手に気を使わせるのは悪いなと思うでしょう。
相手から少しでも好かれるために、しっかりした自分でいようと思います。
自分のことを自分でやるのは基本ですね。
しかし、恋愛の場合、事情は少し異なります。
あえて自分でできることを、好きな人にお願いしてみるのです。
もちろん初対面の人にいきなりお願いをするのは、失礼になるのでやめたほうがいいでしょう。
何度か会って会話を交わして、交友関係が進めば、あえて自分でもできることを相手にお願いしてみます。
わがままを言ってみるのです。
たとえば「ジュース買ってきて」とお願いをする。
相手は「それくらい自分でできるでしょ」と言い返してくれば「お願い!」と言ってみる。
すると「仕方ないなあ」と言って、しぶしぶ引き受けてくれるでしょう。
自分でできることをわざとお願いすれば、相手と接触する回数が増えることになります。
このアプローチの真の意味は、もう1つあります。
「恋愛関係の疑似体験」です。
誰かのために行動するのは、恋愛と同じです。
わがままをお願いしたとき、相手はこう思います。
「○○のために○○してあげている。そういう関係まで仲が深まっている」
考えさせる時間です。
そう思わせるきっかけです。
少しずつ相手に意識させることができるようになるのです。
わがままを言ってお願いすると、疑似的な恋愛感情を生み出すきっかけになります。
恋愛の成功のコツは「わがまま」に隠されているのです。