執筆者:水口貴博

中華料理の30の食事マナー

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四大中華料理が生まれた歴史的背景と特徴。

四大中華料理が生まれた歴史的背景と特徴。 | 中華料理の30の食事マナー

中国は広大です。

広大な土地があるゆえに、気候・歴史・文化背景の違いから、中華料理にはいくつか種類があります。

中国を東西南北で分けると、4種類にわかれます。

やはり料理が誕生する背景には、地理的特徴や歴史などが関係しています。

中華料理の基本知識として、違いや特徴などを押さえておきましょう。

地理的特徴や歴史との背景をつなげると、中国の四大料理の特徴を覚えやすくなります。

北京料理(北方系)

中国地方の北側に位置しているがゆえ、緯度が高く、寒冷です。

寒さを乗り越えられるような肉体を作るため、高タンパクを中心とした肉類を、強い火力で調理した料理が中心です。

いため物や揚げ物も数多く見られます。

もともと宮廷料理から発達した料理のため、見た目が立派な料理が多いのも特徴です。

その一方、内陸に位置しているため、魚介類を含んだ料理は、あまり見られません。

  • 代表料理

北京ダック、羊肉しゃぶしゃぶ、チンジャオロース、水ギョーザ。

上海料理(東方系)

中国東側に位置する上海は、海に面しているため、魚介類をふんだんに使った料理が特徴です。

また上海は米の生産地としても有名です。

そのため、米と魚介類を組み合わせた料理が数多く見られます。

  • 代表料理

上海ガニ、ブタの角煮、ショーロンポー。

広東料理(南方系)

中国の南に位置している広東地方は緯度が低いため、温暖な気候です。

温暖な気候を生かして、農産物が大変豊かです。

また海に面しているため、港都市として東南アジアや西洋諸国と貿易を交わした歴史が背景にあります。

さまざまな食材に触れる機会も多く、広東料理ではさまざまな素材を混ぜて登場するのが特徴です。

たとえば、酢豚です。

肉とフルーツが混ざっているなど、意外性のある料理もあります。

また、ヤムチャの発祥の地としても有名です。

  • 代表料理

酢豚、フカヒレ、ツバメの巣のスープ。

四川料理(西方系)

四川料理の一番の特徴は、なんといっても「からさ」です。

中国の西側に位置している四川は、寒さの厳しい盆地です。

そのため発汗を促進させたり食欲を増進させたりするため、からい料理が発達しました。

体中がしびれるような、赤くてからい料理が特徴です。

  • 代表料理

マーボー豆腐、エビのチリソース、タンタンメン、バンバンジー、ホイコーロー。

中華料理の食事マナー(3)
  • 四大中華料理を、味わってみる。
中華料理の基本的な流れ。

中華料理の30の食事マナー

  1. 中華料理の食事マナーは、簡単なようで、難しい。
  2. 和気あいあいとする中華料理の、ささいな難しさ。
  3. 四大中華料理が生まれた歴史的背景と特徴。
  4. 中華料理の基本的な流れ。
  5. 中華料理は、なぜ円卓テーブルなのか。
  6. 中華料理で最初に意識したい、箸の置き方。
  7. 回し台は、パブリックスペースという意識を持つ。
  8. 茶碗とちりれんげ以外の器は、器を持ち上げない。
  9. 円卓テーブルの席次と座る順番について。
  10. 取り分ける順番や量など、目上の人に対する配慮をする。
  11. 何人で食事をするか。
    それによって取る量が異なる。
  12. 回し台の1周目だけは、特に注意。
    1周目で気をつけたい2つのマナー。
  13. 回転台から料理を取るときに気をつけたいマナー。
  14. 人のマナーは、サーバー用スプーンを使い終わった後に、垣間見える。
  15. 中華料理のチャーハンは、1粒残らず食べきらないほうがいい。
  16. 中華料理では量に注意。
    「1皿=一人前」とは限らない。
  17. 西洋ではマナー違反に当たる調味料の使用は、中華では当たり前のマナーになる。
  18. スプーンのように持つのは誤り。
    ちりれんげの正式な持ち方とは。
  19. 脂っこい中華料理を毎日食べている中国人が、太らない理由。
  20. 北京ダックの上手な食べ方。
  21. 上海ガニの上手な食べ方。
  22. 殻付きのエビ料理をおいしく味わう、意外な食べ方。
  23. 麺料理の上手な食べ方は、ちりれんげが鍵を握る。
  24. 春巻きやシューマイの上品な食べ方。
  25. 中国茶の主な種類と特徴。
  26. 中国茶でおかわりを意味する2つのサイン。
  27. 紹興酒で乾杯するときのマナー。
  28. ラオチュウの一口目は、氷砂糖を入れないのがマナー。
  29. いける!前菜とお酒だけの食事コース。
  30. テイクアウトを、ためらう必要はない。

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