執筆者:水口貴博

デザートとコーヒーの30のテーブルマナー

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「なるほど」と思われる、硬い生地のミルフィーユを食べる、かっこいい食べ方。

「なるほど」と思われる、硬い生地のミルフィーユを食べる、かっこいい食べ方。 | デザートとコーヒーの30のテーブルマナー

比較的パイ生地が硬いミルフィーユは、食べるときに厄介です。

長方形のミルフィーユの場合は、最初に横に倒したほうが、食べやすくなります。

では、正方形のミルフィーユの場合はどうでしょうか。

横に倒そうにも、倒しにくい状況です。

ここで1つ、変わった食べ方があります。

まず一口大になるよう、フォークを垂直に刺しましょう。

必ず上から下まで貫通するよう、一気にフォークを入れるのがポイントです。

その後、開いた穴に沿って、ナイフを入れます。

硬くて切りにくかったミルフィーユがきれいに切れるようになります。

なぜでしょうか。

申込用紙などで、切り取り線に沿ってあらかじめ穴が開いている紙がありますね。

あらかじめ穴が開いているので、傾けながら強く引っ張れば、はさみがなくても上手に切り取れます。

それと同じような状態になるのです。

ミルフィーユの硬い生地に、フォークで穴を開ければ、その穴の部分が「切り取り線の穴」と同じ状態になります。

その穴に沿ってナイフを入れれば、硬い生地のミルフィーユをきれいに切り取ることができるのです。

比較的パイくずは目立たず、きれいに食べることができます。

また、見た目からして、いかにも手慣れた上級者を演出できる食べ方です。

そうした食べ方を無理にする必要はありませんが、少ししゃれた食べ方として、機会があればぜひ試してみましょう。

デザートとコーヒーのテーブルマナー(19)
  • フォークで硬い生地に穴を開けてから、ナイフで切り取る。
皿のチョコレートソースをうまく拭き取る方法。

デザートとコーヒーの30のテーブルマナー

  1. デザートは、なぜ一口目が一番おいしいのか。
  2. ワゴンサービスは、食べられるだけお願いするのがマナー。
  3. レストランで、好き勝手に写真撮影をしない。
  4. 「甘いものは別腹」という言葉は、本当だった。
  5. 横割りにされているフルーツの美しい食べ方。
  6. レストランで出てきたリンゴを上手に食べる、3ステップ。
  7. 皮つきブドウの美しい食べ方。
  8. 皮がついているオレンジの食べ方。
  9. オレンジの皮をきれいにむく方法。
  10. 酸っぱいと感じたときに笑顔を作ると、味のある表情になる。
  11. メロンを上手な食べる、4つのステップ。
  12. バナナは、直接持って食べない。
    バナナを食べるときも、ナイフとフォークを使う。
  13. 複数のデザートが出てきたとき口にする、賢い順番。
  14. プリンやババロアの上手な食べ方。
  15. フィルムがついているケーキの上手なフィルムの取り方。
  16. エレガントなケーキの食べ方。
  17. ケーキの上のイチゴ。
    先に食べるか、後に食べるか。
    それが問題だ。
  18. ミルフィーユの上手な食べ方と、パイくずの上手な対処法。
  19. 「なるほど」と思われる、硬い生地のミルフィーユを食べる、かっこいい食べ方。
  20. 皿のチョコレートソースをうまく拭き取る方法。
  21. シュークリームのエレガントな食べ方。
  22. アイスクリームやシャーベットに添えられているお菓子には、重要な意味がある。
  23. デザートの最後の一塊が、つるりと滑って食べにくいときの対処法。
  24. できるかぎり、コーヒーはブラックで飲みたい。
  25. ブラックコーヒーが苦手な人が、砂糖やクリームを入れる前にしておきたい最低限のマナー。
  26. なぜコーヒーは「食後」が定番なのか。
  27. コーヒーや紅茶のおいしくて美しい飲み方。
  28. 立食パーティーを除いて、コーヒーはソーサーを持ちながら飲まない。
  29. 「一連のフルコース料理をすべて食べ終えました」という最終的なサイン。
  30. デザートが食べ終わるやいなや、すぐナプキンを取らない。

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