比較的パイ生地が硬いミルフィーユは、食べるときに厄介です。
長方形のミルフィーユの場合は、最初に横に倒したほうが、食べやすくなります。
では、正方形のミルフィーユの場合はどうでしょうか。
横に倒そうにも、倒しにくい状況です。
ここで1つ、変わった食べ方があります。
まず一口大になるよう、フォークを垂直に刺しましょう。
必ず上から下まで貫通するよう、一気にフォークを入れるのがポイントです。
その後、開いた穴に沿って、ナイフを入れます。
硬くて切りにくかったミルフィーユがきれいに切れるようになります。
なぜでしょうか。
申込用紙などで、切り取り線に沿ってあらかじめ穴が開いている紙がありますね。
あらかじめ穴が開いているので、傾けながら強く引っ張れば、はさみがなくても上手に切り取れます。
それと同じような状態になるのです。
ミルフィーユの硬い生地に、フォークで穴を開ければ、その穴の部分が「切り取り線の穴」と同じ状態になります。
その穴に沿ってナイフを入れれば、硬い生地のミルフィーユをきれいに切り取ることができるのです。
比較的パイくずは目立たず、きれいに食べることができます。
また、見た目からして、いかにも手慣れた上級者を演出できる食べ方です。
そうした食べ方を無理にする必要はありませんが、少ししゃれた食べ方として、機会があればぜひ試してみましょう。