ホテルに到着してタクシーから降りると、ホテル従業員が待ち構えています。
ホテル従業員は、ホテルのチェックインを手伝ってくれたり、荷物を部屋まで運ぶのを手伝ってくれたりします。
サービスを受けた後、最後にチップを支払う。
これが通常のマナーです。
別におかしくもなんともありませんが、旅慣れた海外旅行の達人は少し違った行動を取ります。
タクシーから降りてすぐホテル従業員に「This is tip for you.」と言って、少し多めのチップを手渡します。
サービスを受ける前に、いきなりチップを支払います。
しかも、少し多めのチップです。
チップを受け取ったホテル従業員は、先にもらえたチップに見合うサービスを提供しようと、明るい表情で親切丁寧になります。
通常のサービス以外に「そのほか、私にできることはありませんか」と、進んで助けようとしてくれるはずです。
旅先のチップは、けちらないほうがいい。
2倍も3倍も多いチップを渡す必要はありません。
せめて、1.5倍ほど多めのチップを手渡すと、ホテル従業員の態度が、明らかによくなります。
こうしたところで、ホテルの印象が決まります。
そもそも旅慣れた人は、ホテルに限らず、チップは先に支払う習慣があります。
レストランでの食事も、先にチップを支払います。
すると、ウエイターやウエイトレスの態度が引き締まります。
表情がよくなり、サービスの質が上がります。
あらゆるサービスは、先にチップを支払っておけば、より良いサービスが期待できます。
気持ちよく旅を進めやすくなるのです。