散歩をするとき、多くの人が気にするのが「歩数」や「歩幅」です。
できるだけ歩幅を広げて、たくさん歩けば、必然的に歩く距離が伸びて運動量が増えます。
健康にもいいと思われます。
運動量が増えれば、健康にいいのはたしかです。
しかし、歩数や歩幅は二の次でかまいません。
歩くときに大切なのは、実は「背筋」です。
背筋がぴんと伸びているかどうかのほうが、はるかに大切です。
なぜでしょうか。
姿勢がよくなれば、歩幅は自然と広がるからです。
まず背筋が伸びることで姿勢がよくなり、その結果、足がより前に伸びやすくなります。
また、背筋が伸びるということは、体重が背骨にうまく乗る形になります。
すると腰が疲れにくくなり、歩く距離は自然と増えます。
つまり、背筋さえ伸びていれば、自然と歩幅は広がり、歩数も増えます。
だからこそ、歩くときに一番大切なのは、背筋です。
今日これから散歩をするとき、まず背筋を意識して歩いてみましょう。
背筋を意識してから、次に歩幅や歩数なのです。