不思議なことに、植物の専門書を持って歩くと、平凡だと思っていた散歩道が違って見えるようになります。
多くの植物があることに気づきます。
別に、植物がある日、急に増えたわけではありません。
ただ、今までは気にしていなかっただけです。
しかし、植物の専門書を持って歩くと「植物を探そう」という方向に意識が向くようになります。
そのため、いつもより植物が多くなった気になります。
この効果があるだけでも、植物の専門書を持ち歩く意味はあります。
植物の専門書を持っているだけで、人間の植物への感性が磨かれるから不思議です。
「緑が少ないなあ」と思える都会でも、植物の専門書を持って歩くと、たくさんの緑があることに気づくはずです。
今まで強く気にしていなかったから、ないように思えただけです。
探せば、たくさんあるのです。