人の場合も、犬の場合も、心の中は見えません。
見えませんが、不安定になった心は、行動のどこかに表れます。
いつもと違った行動とはいえ、さまざまですね。
犬の場合、最も代表的なのは「お漏らし」です。
いつも決められた場所でトイレがきちんとできているはずの愛犬が、急にお漏らしをすることはありませんか。
「こら!」と叱りたいところですが、少し辛抱です。
もちろんたまたまということもありますが、犬は何かに不安を抱えている可能性があります。
わざと悪さをして、飼い主からの注目を集めようとしたのかもしれません。
つまり、犬は何か心の病を抱えている可能性があります。
犬の心が不安定になるようなことが何かないか、いま一度、生活を振り返ってみましょう。
最近になり、犬の身の回りで、何か変化はありませんでしたか。
理由はさまざまであり、一概には言えません。
しかし、犬がお漏らしをしたとき「何か不安を抱えている」というサインに気づくセンスは大切です。
犬は、飼い主に「寂しいよ」とサインを送るために、わざとお漏らしという悪さをして、注目させようとする可能性があります。
飼い主はいま一度、犬の立場になって考えてみることが大切なのです。