往々にして大きな喧嘩ほど、小さなことから始まります。
特に喧嘩というのは、言葉遣いが原因で怒ることが多いです。
たった一言で、相手を怒らせてしまうこともあります。
「このくらいはできるだろう」
「別に誰でもできるだろう」
言葉遣いは大切です。
見下すような言葉遣いでは、腹が立つのも当然です。
ルールは、家庭内の決め事とは限りません。
夫婦間の言葉遣いのルールにも応用できます。
「どんなときにも卑下した言葉遣いを使うのはやめましょう」という言葉遣いのルールも決めておけばいい。
頭に来たときも、感情のまま思ったことを口にするのではなく、それを抑制するルールも決めておきます。
相手を言葉で怒らせることはなくなります。
もちろん完全に効果があるわけではありません。
腹が立ったときほど抑制の力が弱くなり、怒りの勢いで言ってしまうこともあることでしょう。
しかし、ルールとして決めておけば、多少抑制する効果はあるはずです。
ないよりは、あったほうがいい。
相手を卑下した言葉がでそうになったときには「そうだ。使わない約束だった」とルールを思い出し、別の表現をするでしょう。
卑下するような発言以外なら、比較的やんわりした言い方になるはずです。
「別の表現で伝えられないか」と考えます。
その結果、言葉遣いがきっかけで喧嘩をすることが少なくなります。
喧嘩の原因になるようなことや、原因を作らないようなルールを作っておきます。