平日、夫は会社で仕事、妻は家で家事、子どもは学校です。
それぞれが忙しい立場で、なかなか家族全員が集まって話ができる機会が取れません。
しかし、十分に時間は取れなくても、せめて顔を合わせる機会だけでも作ることは大切です。
そこで普段の生活の中で特に力を入れていただきたいのは「朝食」と「夕食」です。
なぜ朝食と夕食なのか。
これは「食べること」が関係しています。
食事を共にし、おいしい食事を楽しむと、気分がよくなります。
気分がいい状態で会話をすれば、話も弾みやすくなり、仲が深まりやすくなります。
夫も妻も、朝食くらいは一緒のテーブルで食事をしましょう。
忙しい朝は、十分な会話は難しいですが、顔を合わせるだけでも意味があります。
お互いの顔色をうかがったり、様子を見たりすることで、相手の状態を確認できます。
ささいな一言でもいい。
「今日も仕事頑張ってね」
「今日も家事をよろしくね」
お互いをねぎらう言葉を、一言添えるだけでも全然違います。
朝から嬉しい言葉を聞けることで、夫は仕事へ、妻は家事や育児にやる気を出すことでしょう。
朝が気持ちよければ、1日全体が気持ちよくなります。
次に夕食です。
夫の帰りが遅すぎる場合は難しいですが、少し遅れるくらいなら、妻も一緒に食事です。
夕食なら、リラックスしてゆっくり話ができる時間になるでしょう。
今日あったことや今後のことなど、たわいない会話を通してお互いを確認し合うことです。
朝食が無理なら、夕食だけでもかまいません。
夕食がダメなら、朝食だけでもいい。
大切なことは「平日に一緒に食事をする機会を増やすこと」です。
どんなに忙しくても、お互いが顔を見たり、会話をしたりする機会を生活の中に取り込めば、安定した夫婦関係が維持できるのです。