「父親が仕事をしている」とはいえ、子どもたちは抽象的な想像しかわきません。
子どもなりの父の働く姿を想像しますが、必ずしもそのとおりとは限りませんね。
そういうときこそ、父の職場を子どもたちに見せてあげましょう。
実際の仕事現場を、生で見させてあげます。
会社からの許可・機密事項・個人情報など注意を払う必要がありますが、会社によっては許してくれるところもあるでしょう。
職場の雰囲気、実際に父が座っているデスクなどを見ると、子どもたちは父親の仕事のイメージが湧きます。
父が仕事をしている内容などを見せてあげれば「お父さんはここでこんなふうに仕事をしているんだ」と理解できます。
もし会社が許してくれなければ、会社の外観だけでもいい。
子どもに父の働いているビルまで連れて行き「ここがお父さんの勤めている会社だよ」と教えてあげましょう。
「大きなビルだなあ。あのビルの中で、いつもお父さんは仕事をしているのか」
それがわかるだけでも意味があります。
なんとなくぼやけていた父の仕事ぶりを、想像できるようになります。
「行ってきます」と家を出ていった後、父はどこへ行き、何をしているのかがわかるだけでも違います。
子どもたちとの間に共通の話題ができて、話が弾みやすくなるのです。