父親は、育児を母親に任せがちになります。
「育児は母に任せている。自分には関係ない」
おや、それではいけません。
育児を母にすべて任せるのは、特別な理由がないかぎり、よくありません。
子育てを母にすべて任せようとしている時点で「父親」という仕事を放棄しています。
父親こそ、育児に参加です。
「男性が育児をする」というのは特別なことではありません。
母乳が出なくても関係ありません。
男性なりに、子どもをあやしたり、触れ合ったりできるはずです。
子どもから見る両親を想像しましょう。
絵本を読んだり、一緒にお風呂に入ったり、ご飯を作ってくれたりなど、母がすべて対応しているとどう思うでしょうか。
「自分の面倒や世話をしてくれる人がいつも母ばかりだ」
「お父さんは平日いつも家にいない。休日は家にいても、寝てばかり。父の存在とは、何だろうか」
母が親だと思うようになり、父の存在が薄れます。
まったく育児に参加しない人は「父」でも「父親」ではありません。
子どもが生まれたら自然と父親になるのではありません。
戸籍上は父でも、まったく育児に参加しない父を「親」として見てくれなくなります。
子どもから「父親」として認めてもらうためにも、育児に参加しましょう。
子育てに参加してこそ「父」は「父親」になれます。
子どもが生まれ、育児に参加して初めて父親になれます。
法律上から見た父になるのではない。
子どもから見た父親になることが大切なのです。