「いい仕事をしているな。素晴らしい。誰がしたんだ」
上司から仕事を褒められて、誰がしたものなのかと尋ねられることがあります。
そんなとき仲間との共同作業であるにもかかわらず「私です!」と、無遠慮に強く言い張っていないでしょうか。
たしかに一生懸命にした仕事が評価されたときには、名誉や功績を得ようとして「自分がやりました」と言いたくなります。
褒められたい気持ちが強すぎて、仲間と一緒にした共同作業だというのを忘れてしまいがちです。
しかし、仲間と共同で進めた作業なら、手柄は相手に譲りましょう。
特に相手が、自分より年上や地位の高い人なら、譲るのは当然です。
スポットライトを浴びて目立ちたい気持ちはあるでしょうが、相手に譲ることも大切です。
譲る人の存在は、必ず強調されます。
花を持つ女性も美しいですが、花を持たせる女性はさらに美しくなります。
自分は1歩下がって相手に手柄を譲る配慮は、見る人が見ればわかります。
花を持たせることは、素晴らしい名脇役になれるのです。