好きな人がいないと、私たちはだらだらします。
私は高校1年と2年のころ、男子ばかりというクラスに所属していました。
校内に女子もいますが、圧倒的に男子が多い高校でした。
男性ばかりのクラスは、異性がいないため、いつもだらだらしていました。
言葉遣いが乱暴になり、シャツがズボンから出ているなど、だらだらでした。
しかし、1人でも女の子が教室にやってくると、急にクラスの雰囲気が一変しました。
だらだらしていたクラスの雰囲気が、急に静かになり、男子の言葉遣いや態度、動きも丁寧になります。
この急変ぶりは、男である私から見ても、はっきりわかるほどでした。
異性は、活性化させる働きがあります。
特に好きな人がいるときには、顕著に表れます。
「恋をすると美しくなる」
これは本当の話です。
医学的にも、ホルモンの分泌がよくなって、新陳代謝がよくなるなど、目の潤いや髪や肌のつやなどにも影響が出る結果があります。
もちろんそういう変化もあるでしょう。
しかし、やはり最も大きな変化は「意識が前向きに変わる」ということです。
好きな人がいると、人間ですから、いいところを見てもらおうと努力をし始めます。
今まで関心のなかったおしゃれも、したくなります。
お化粧にも気を使うようになります。
スキンケアにも、力が入るようになります。
ダイエットにもトライして、スリムになりたいと願うようになります。
意識の向上により、行動も前向きになり、結果として美しくかっこよくなります。
ぼけ始めた老人が、恋をすることで、回復したという報告もあります。
異性の前ではいいところを見せたい気持ちは、老若男女、問いません。
恋は、人を若返らせる作用があるのです。