「ビタミンCは美肌によい」
「ビタミンEは酸化防止作用がある」
「ビタミンB類と摂取すれば、太りにくい体質に変わる」
こうした話をすると、すぐビタミンに飛びつく人がいます。
薬局へ走り、ビタミン剤を買って、大量に摂取します。
残念ながら、これですぐ美肌になれるわけではありません。
私がこれを試したことがあるので、実証済みです。
大切なのはバランスだからです。
肌によい影響を与えるのは、1つのビタミンだけではなく、各種ビタミンの働きが釣り合ってこそです。
1つのビタミンばかりを摂取していると、むしろ逆に不健康にさえなってしまいます。
栄養バランスが釣り合ってこそ、最大の効果を発揮します。
錠剤によるビタミン摂取をおすすめできない理由は、ここです。
錠剤は、1品目ビタミンに絞って大量に摂取してしまうことになるため、すぐバランスを崩します。
錠剤は噛む必要もなく、ほんの一瞬で、大量のビタミンを摂取できます。
その手軽さのために、逆にビタミンバランスを崩してしまいます。
では、偏らずにビタミンを摂取する方法はないのでしょうか。
野菜を食べることです。
そもそも野菜は、各種ビタミンがバランスよく含まれている食物です。
もちろん野菜の種類によっては、ビタミンの量にも偏りがあります。
しかし、錠剤に比べれば、はるかに消化がよく、バランスが取れています。
ビタミンだけでなく、ミネラル分も含まれています。
野菜の中でも、特におすすめは、緑黄色野菜です。
通常の野菜の中でも、特にビタミンの含有率が高いため、肌への健康にもいい。
色の濃い野菜ほど、たくさんビタミンが含まれている証拠なのです。