男性は、自慢が大好きです。
力を誇示したいため、見栄を張りたがり、自慢話もよくします。
力は、男性の象徴です。
力強い肉体は、家族を守り、経済力を生むための土台です。
自然の流れでいえば、多くの女性から振り向いてもらいたいと思い、力をひけらかそうとします。
その結果、聞いてもいない自慢話を女性によくします。
自慢をすればするほど、自分の力量をアピールでき「すぐ惚れるに違いない」「尊敬されるに違いない」と思っているからです。
もちろん強さをアピールするのは、1つのステータスです。
自慢話も、してはいけないわけではありません。
いけないのは「過去の自慢話」です。
いわゆる「武勇伝」です。
武勇伝をする男性は自慢をしているつもりですが、勘の鋭い女性は逆の印象を受けています。
武勇伝をすればするほど「弱い男性だな」と、すぐ見抜いてしまいます。
過去を自慢するということは「今の自分には自信がないから」という裏返しだからです。
もし、現在の自分に自信があれば、今現在の出来事について自慢話をすることでしょう。
「今日は仕事で契約が取れたよ!」
「昨日の朝礼で、成績優秀者に選ばれたよ!」
「今、仕事がうまくいっている!」
話の内容の中心は「最近」になるはずです。
しかし「今」元気がない人は、往々にして「過去」ばかりの話になりがちです。
今現在は話にできるような大きな仕事を達成できていないので、代わりに昔の栄光を持ち出します。
盛りを過ぎてしまい、話すネタがないので、過去の武勇伝ばかりのオンパレードになる。
たまに話すくらいならいいですが、いつも昔の武勇伝ばかりになるのはとても危険です。
勘のいい女性は、その男性の強がろうとする裏の心理に、すぐ気づきます。
男性としては自慢話になっているようですが、勘の鋭い女性にしてみれば、弱さを紹介されているのだと感じ取ってしまいます。
武勇伝を話して「すごい」と褒められても、心の中では「自信がないのね」とあきれているのです。