「あなたはどこにお住まいですか」
初対面の人に突然プライベートな質問をされたとき、どう感じますか。
「えっ? いきなり……」と驚くことでしょう。
突然では答えにくいし、答えたくないと思って当然です。
相手のことをまだよく知らないので、不安があります。
しかし、次の場合はいかがでしょうか。
「私は今、東京の三軒茶屋に住んでいるんですよ。あなたはどちらにお住まいですか」
こうした話の流れなら、先ほどより答えやすくなったはずです。
相手のほうから先に自分のことを紹介しているので、自分も紹介しやすくなるのです。
「自己開示の反射」と呼ばれるものです。
心を開いてくれた人に、心を開きやすくなり、また開きたくなります。
これは恋愛でも同じです。
好きな人のことを知るために、いきなりの質問はよくありません。
「どこに住んでいるの?」
「どんな仕事しているの?」
「休日は何をしているの?」
相手のことを知りたい気持ちはわかりますが、いきなり質問をすると、構えます。
まず、自分のほうから自己紹介していきます。
「私は甘いものが好きなんですよ」
「IT関係の仕事をしているんですよ」
「休日はよく読書をしています」
会話の中に、何気なくプライベートの情報を会話に盛り込みます。
すると、心を開くあなたに、女性も心を開いてくれるようになり、また開きたくなります。
いきなりの質問はマナー違反です。
自分から自己紹介をして、相手から話したくなるような雰囲気にしましょう。