重要だと思って引いた線は、本当に重要なところでしょうか。
誰にとっても重要と感じる部分でしょうか。
自分だけが重要だと思っている部分かもしれません。
こうした勘違いを防ぐために、線を引くときに工夫があります。
「客観的最重要」「客観的重要」「主観的重要」の3種類に分けて、引く線の色も変える方法です。
これらを意識すると、読書のとき「この文章は客観的に重要だろうか。主観的だろうか」と意識をする癖がつきます。
文章を、より深く見つめることができるようになる。
自分が大切だと思っていたことも「分類しよう」と意識すると、独りよがりになって考えていることに気づきます。
「自分だけが重要だと思っている」という勘違いを防げます。
誰にとっても大切な「客観的最重要」を見つけることができ、本の要約が素早くできるようになります。
後で線が引かれている部分だけ読み返すと、よくわかります。
読書をするのは、脳にとってスポーツです。
本には、たくさんの文章があります。
何百ページにも及ぶ大量の文章の中に、著者が主張したいメッセージが含まれています。
それを探すのが、読書です。
宝探しと同じなのです。