才能を開花させる前に、自分の好きなことに気づく必要があります。
本当に好きなことを見つけていれば、もう才能は半分開花させているも同然です。
心から本当に喜べる好きなことがまだ花の芽が出る前の状態でも、大丈夫です。
しっかり水をやり続けていれば、いずれ必ず芽を出し、開花させる日がやってきます。
しかし、好きなことを見つけるまでが、大変なのです。
人は、人目を気にする生き物です。
体裁や見栄を先に考えてしまいやすい状態です。
これが意外な落とし穴になります。
たとえば、好きだと感じていることでも、実は他人から尊敬されたいからやっていることがあります。
人からすごいと言われることが快感で、自分の「好き」と勘違いしてしまうケースです。
体裁や見栄の入り交じったことは、本当の好きとは言えません。
人目を気にした行動です。
見分ける効果的な方法があります。
今あなたが打ち込んでいることがあるとします。
もしこの世から人がいなくなっても、同じように続けられるかどうか、想像してみましょう。
無人島で1人きりになっても、同じことをするかどうかです。
人がいないため、当然褒めてくれることはありません。
誰からも認められることもなく「すごい」「かっこいい」と話しかけてもらうことがなくなります。
それでもあなたは、続けることができるかどうかです。
極端な例ではありますが、だからこそ、確認しやすいのではないでしょうか。
もしそれでやめてしまうなら、自分のためではなく、人目を気にした行動である証拠です。
本当に自分が楽しいと思えることなら、人がいなくなっても、続けることができるはずです。
人のためにやっているわけではなく、自分のためにしていることですから、人がいなくなっても関係ないのです。
もし私が無人島にいたとしても、同じように「何のために生きているのだろう」という哲学的なことは考えているでしょう。
想像するに、おそらくとがった石を鉛筆の代わりにして、平らな石に書き込んでいると思います。
人がいてもいなくても、関係ありません。
私にとって好きなことですから、続けることができるのです。