あなたには「嫌いな人」がいますか。
話したくない人や顔も見たくない人がいて、日頃からストレスを感じていることがあるかもしれません。
真面目なあなたであれば、円満な人間関係を心がけているでしょう。
嫌いな人がいても「何とか好きになれないだろうか」と悩んでいるかもしれません。
もちろん好きになることができれば、それに越したことはありません。
相手のいいところを見つけたり見方を変えたりすることで印象が変わることはあります。
リスペクトできるところが見つかれば、嫌悪感が和らぎ、ストレスも小さくなるでしょう。
また自分から挨拶をして、積極的に関わることもあるでしょう。
積極的なコミュニケーションによって誤解や偏見が消え、仲が改善することもあります。
しかし、相手に対する嫌悪感を小さくすることはできても、好きになるのはなかなか手こずるはずです。
「嫌い」から「好き」に変えるのは大変難しく、簡単にできることではありません。
どうしても好きになれない人もいるでしょう。
生理的に受け付けない人もいるでしょう。
嫌いな人をわざわざ好きになろうとすると、自分の反発心と戦うことになります。
余計なエネルギーを消耗して、大きなストレスを感じるでしょう。
嫌いな人を好きになるのは、嫌いな食べ物を好きになるのと同じくらい難しいことです。
不可能ではありませんが、非常に難しいのが現実です。
もっと気軽に考えましょう。
嫌いな人を頑張って好きになる必要はありません。
嫌いな人は嫌いなままでいいのです。
嫌いなものは仕方ありません。
嫌悪感を小さくできれば十分です。
嫌いな人に対しては「こういう人もいるのだな」でさらりと流しましょう。
無理やり好きになる必要はなく、普通に認めるだけで十分です。
適度な距離感が生まれ、心のストレスが小さくなります。
嫌いな食べ物があるのは仕方ないように、嫌いな人がいるのも仕方ありません。
「こういう人もいるのだな」とさらりと流してください。
深く関わらず、距離を置くようにしましょう。
毎日会わなければいけない環境であれば、最低限のコミュニケーションでかまいません。
嫌いな人との人間関係は、挨拶ができれば十分です。
相手とのトラブルを避けることができているだけよし。
嫌いな人を頑張って好きになる必要はないのです。