大手カフェチェーン店では、フードペアリングのおすすめをされることがあります。
飲み物の注文の際、店員さんからおすすめの一言を言われます。
「ご一緒にクッキーはいかがですか。紅茶との相性はぴったりですよ」
「ご一緒にチョコドーナツはいかがですか。コーヒーとよく合いますよ」
ここで変に構えて、斜め上から考える人がいます。
「追加注文を促しているのだろう」
「どうせ売上アップを狙っているのだろう」
たしかに売上アップもあるのでしょう。
お店も商売です。
明るい笑顔と上手なトークで、売上アップを狙うのは自然なこと。
「その手には乗らないよ」と、抵抗感を示す人もいるかもしれません。
だからといって反射的に拒むのももったいない。
ここはひとつ、素直になってみてください。
これはこれで、ひとつのチャンスです。
店員さんはフードペアリングに詳しいプロです。
特に長く務めている店員さんは、知識も経験も豊富なベテランです。
いろんな組み合わせを試していて、ペアリングを熟知しているはずです。
店員さんのプロ意識を尊重することです。
ここで変に身構え、反射的に拒否すると、せっかくのチャンスを逃してしまいます。
料理は「組み合わせ」が大事です。
組み合わせによって、いろいろなハーモニーを楽しめます。
組み合わせの数だけ新しい楽しみがあり、いろいろな世界が広がっています。
今まで知らなかった新しいハーモニーを楽しめるかもしれません。
食の新世界を楽しめる可能性は十分あるのです。
店員さんからのフードペアリングをおすすめされたら、余計な勘繰りは不要です。
変に身構えず、素直に受け入れてみてください。
「いい組み合わせですね。試してみます。ぜひお願いします」
これでいいのです。
もし都合が悪くて一緒に注文できなければ、別の機会に試してみるといいでしょう。
聞くだけならただです。
参考として聞いておけば、次に来店するときの楽しみになります。