お店に入る前、まず外観を眺めましょう。
きちんとお店の外観を見ていますか。
お店が視界に入るやいなや、飛び込むようにすぐ入店していないでしょうか。
お店の中や料理を見て楽しむことはあっても、お店の外観を見て楽しむことは忘れがちです。
見るとしても、一瞬ちらっと見る程度ではないでしょうか。
早く中に入ることばかり考えていて、入り口しか見ていないことが少なくありません。
もちろん入り口も外観の1つですが、一部にすぎません。
少し引いた位置に立って、お店全体の外観を眺めてみましょう。
お店によっては雰囲気作りの一環として、外観に力を入れているところも少なくありません。
外観を整えることにも手間とお金がかかります。
お店のアピールポイントの1つですから、しっかり見て楽しみましょう。
料理をいだだく際は料理の外観を楽しむことから始めるように、入店の際もお店の外観を楽しむことから始めましょう。
まずしっかり看板を見ましょう。
お金のかかっている看板も少なくありません。
大きなロゴがあったり味わい深い字だったりです。
のれんがあるなら、きちんとのれんを見ましょう。
老舗の和食店であれば味わい深いのれんが使われていることが多く、歴史や文化を感じさせます。
窓に装飾が施されていたり、お店の周りに花壇があったり、きれいな花が咲いていたりするかもしれません。
普通のコンクリート壁ではなく、かわいい絵が描かれていたりユニークな色のペンキが塗られていたりします。
お店の前にディスプレイがあれば、しっかり注目です。
ポスター、ショーケース、スタンドパネルセット。
ディスプレイに力を入れているお店も少なくありません。
料理を陳列したショーケースをしっかり見ましょう。
お店の店頭には「本日のおすすめ」が掲げられていることもあります。
季節に合わせて外観の演出を変えるお店もあります。
紅葉シーズンには木の葉の装飾がされたり、クリスマスシーズンにはイルミネーションの装飾がされたりです。
戸建てではなく、テナントのお店で外観らしい外観がないなら、せめて入り口だけでも見て楽しみましょう。
お店の外観を楽しむと、入る前にわくわくできます。
「さあ、これからお店に入るぞ!」という気持ちが高ぶってきます。
コース料理は「前菜」から始まるように、外食も「外観」から始まります。
外食は、お店の外観を楽しむところから始まっているのです。