レストランで外食を楽しむなら、ぜひ予約をしておきましょう。
予約をしておくメリットは席の確保や指定ができることですが、ほかにも意外なメリットがあります。
「残業の抑止力になる」というメリットです。
方法はシンプルです。
レストランに予約を入れたら、数日前からさりげなくイベントの話を持ち出して言いふらしておきましょう。
「今度の金曜の夜、評判のレストランに行くことになりました。予約もばっちりです。食べに行くのが楽しみ」
楽しみにしていることを伝えておきます。
あくまで嫌みにならないよう、さりげなく言いふらすのがポイントです。
食事理由についても、個人的なものより、家族の誕生日など記念日的な意味を含めれば、さらに抑止力を強化できます。
予約のことを言いふらしておけば、当日に残業を依頼されそうになっても、上司は残業を依頼しにくい心理が働きます。
「今日は前から楽しみにしているレストランの日だから残業はお願いできないね」
依頼をブロックでき、上司は仕方なく諦めるでしょう。
仮に上司から残業のお願いをされそうになったとしても、予約を口実に断れます。
「すみません。前からお話ししていたとおり、今日はレストランの予約を入れていまして……」
申し訳なさそうに断れば、上司もはっと思い出してくれるでしょう。
「そうだったね。今日はレストランで食事を楽しむ日だったね」と気づき、残業依頼を断念してくれるでしょう。
上司から予約のキャンセルを促されたら「急なキャンセルは、お店にも家族にも迷惑がかかります」と言い返します。
偉そうな言い方ではなく、あくまで申し訳なさそうな言い方を心がけてください。
それでも強引にキャンセルしろと言われる可能性もゼロではありませんが、ある程度の抑止力として働くはずです。
「そんなことをすれば上司からひんしゅくを買う。人事評価も下がりそうだ」
仕事への責任感が問われそうですが、だからといって残業をしなければいけない義務もありません。
残業は本来、あってはならないことです。
労働者は、定時を過ぎたら帰る権利を行使できます。
定時内に処理できない仕事は、翌日に回せばいいこと。
上司からのひんしゅくを恐れないでください。
繁忙期を除いて、残業をしないといけないような職場は、そもそも上司や会社に問題があります。
定時を過ぎたら帰るもの。
プライベートが充実するからこそ、ビジネスも充実します。
心が広くて理解のある上司であれば「粋のいい過ごし方だね」「おいしい料理が楽しみだね」と歓迎してくれるでしょう。
レストランの予約を残業の抑止力として活用してみてください。
理不尽な残業を依頼されそうになっても、堂々とレストランの予約を理由に断ればいいのです。