普段私たちは、お金を与えてそれに見合うサービスを受け取ります。
つまり「ギブ&テイク」です。
「与えて受け取る」という意味で、この当たり前のやりとりにとってお金を中心とした資本主義が成り立っています。
もしこのやりとりがなければ、商売はできないことになり、商いは成り立ちません。
お金を与えて、受け取るというのは当然のやりとりであって、常識なのです。
ですが、その一方で幸せな人には驚くべきことに「ギブ&ギブ」の習慣があります。
「与えて与える」という意味で、受け取ることを前提にしてはおらず、初めから相手に奉仕し協力するということです。
見返りがあることを目的としているのではなく、単に相手を喜ばせたいがゆえにできることです。
どんどん与えて、相手に喜んでもらうことがなによりの幸せなのです。
「でも与えてばかりでは、そのうちなくなってしまうよ」
そんな声が聞こえてきそうですね。
ここが大切な点です。
与えるといってもお金ではありません。
心を与えます。
優しさや思いやり、愛や温かさといった心をプレゼントして、相手のハートを温めるのです。
いくらあげても決してなくならないものですから、だからこそ与え続けることができるのです。
与えるのはお金ではなく、いくら与えても決してなくならない「心」を与えることで、相手を豊かにさせるのです。
幸せな人は心を与えることで、相手に豊かになってもらい、人間関係を潤滑にしているから幸せでいられるのです。
もともと幸せだからギブ&ギブをしているのではなく、ギブ&ギブをすることで幸せになれたのです。