幸せな人には決まって、ある共通したことに囲まれています。
それが「好き」です。
好きな人、好きな部屋、好きなペット、好きな本、好きな音楽、好きな食事、好きな仕事、好きな友人などです。
自分の周りを意識的に「好き」で囲んでいます。
嫌いなことや不快になる物を置いたところで何の意味もなく、気分を害する異物になってしまうだけです。
誰が嫌いな人と結婚しようとしますか。
誰が自分の気に入らない本を買おうとしますか。
誰が大嫌いな車を大金はたいて買おうとしますか。
いいもの悪いものがあるというより、単純に自分と合うものと合わないものがあるだけです。
磁石と同じです。
反発するものは反発するし、引き合うものは引き合うように、好きなら引き寄せられ、嫌いなら避けてしまいます。
善しあしは関係なく、それこそあなたが生まれつき持っている「磁石」です。
「好き」はあなたを幸せへと導く磁石ということです。
幸せな人は「好き」という要素が自分の人生に、とても大きな意味を持っていることを知っています。
好き抜きの生活に幸せはありません。
必要で欲しているからこそ好きに引き寄せられ、不快になる異物には反発して避けるようになります。
いずれもきちんと意味があるのです。
言い換えれば、好きはあなたの方位磁針のようなものです。
針の指す方向へ進めばいいのです。
もしこの世からあなたの好きなことがすべてなくなれば、生活のどこで幸せを感じるのでしょうか。
つらく悲惨で大変な日々になるだけで、何にも意味がありません。
毎日が生き生きしている人は、逆に好きなものばかり集め、いつの間にか自分の周りが好きなものだらけになっています。
たかだか「好き」という当たり前の言葉に「だからなんなんだ」と思うでしょう。
しかし、幸せとは、一言で言ってしまえば「好きの塊」ということなのです。