「なぜか挨拶をされない」
「あまり声をかけてもらえない」
「周りから無視されているような気がする」
挨拶をされないという人にありがちなパターンがあります。
自分が挨拶をしていないのです。
自分から挨拶をしない一方で「挨拶をされない」と文句を言っています。
挨拶されるのを待っています。
なかなか自分から挨拶することはありません。
「挨拶されたら挨拶をする」という状態になっています。
これでは挨拶をされないのも当然です。
挨拶に消極的であり、受け身の姿勢になっています。
挨拶をされない原因は、本人にあるのです。
受け身の挨拶は、立場の高い人によくありがちです。
地位や肩書ができて立場が高くなると、上下関係を意識し始めます。
「挨拶は立場の低い人からするもの」という考え方になり、受け身の姿勢になることが多い。
「自分から挨拶をしたら負け」という、つまらないプライドにこだわっていることも少なくありません。
相手から挨拶してこないと「失礼な人だ」と考えるようになります。
これはよくありません。
挨拶に立場の上下は関係ありません。
挨拶は、上下関係にかかわらず、気づいたらするものです。
「挨拶は立場の低い人からするもの」という誤った考え方を持つと、受け身の姿勢になります。
自分から挨拶をしないでいると「気安く声をかけるな」という偉そうな雰囲気が出ます。
周りの人はそれを察知して、挨拶しなくなります。
周りから距離を置かれてしまい、だんだん孤立していくのです。
挨拶は、されてからするものではありません。
自ら進んでしていくものです。
挨拶はコミュニケーションの基本です。
自分から進んで挨拶をしていくと、オープンな雰囲気が漂います。
「あなたを歓迎します」「もっと仲良くなりたいです」「よろしくお願いします」といったメッセージが伝わります。
親しくなるきっかけが生まれ、コミュニケーションの活性化につながります。
自分から進んで挨拶をしましょう。
仲のいい人だけでなく、仲の悪い人にも挨拶をしたい。
少し抵抗があるかもしれませんが、勇気を出してください。
仲の悪い人に挨拶をすることで、改善修復のきっかけが得られます。
こちらから挨拶すると、相手も挨拶を返してくれるようになります。
普段から進んで挨拶をしていると、相手からも挨拶されるようになります。
気づけば「挨拶をし合う関係」になっています。
相手がいることに気づかなくても、挨拶をし合う関係になっているので、相手から挨拶をしてくれるようになります。
よく挨拶される人は、よく挨拶している人なのです。