「今日は何もなかったな」
「いいことが1つもなかった」
「特に変わったこともなく、平凡な1日だった」
そんな1日があるでしょう。
何もない日があります。
嬉しいこともラッキーなこともない。
特に変わったことがない1日があるものです。
何もなかった日は、どことなくもの寂しい気がします。
刺激が乏しいと、ほとんど変化もありません。
無機質に時間が過ぎ、何も成長がなかったような印象を受けるでしょう。
しかし、気づいてください。
表向きは何事もなかったように思えますが、これは喜ばしいことです。
「トラブルが起きなかった日」だからです。
事故に遭いませんでした。
風邪も引きませんでした。
けがや体調不良もありませんでした。
仕事でミスもありませんでした。
喧嘩をすることもありませんでした。
怒ったり怒られたりすることもありませんでした。
にわか雨に襲われることもありませんでした。
犬の糞を踏むことも、鳥の糞が直撃することもありませんでした。
変な人に絡まれることもありませんでした。
火事や泥棒に遭うこともありませんでした。
食中毒に当たることもありませんでした。
身内に不幸が訪れることもありませんでした。
何もなかった日というのは、こうしたトラブルの可能性をすべて回避できた状態です。
何もなかったといいますが、実に素晴らしいことです。
運が悪いのではありません。
運がいいのです。
何もなかった日は、ガッツポーズで喜んでください。
両手を挙げて喜んでもいいくらいです。
今日何もなかったおかげで、安心して寝ることができ、気持ちよく明日を迎えられます。
何もなかった日は、トラブルが起きなかった日です。
素晴らしい平和を実現できた1日です。