大きな借金があるとき、あなたなら家族に打ち明けますか。
家族に大きな借金を打ち明けるのは、なかなか難しいもの。
「家族には内緒で、こっそり返済していきたい」と思うことが多いでしょう。
「自分の問題だから、わざわざ家族に打ち明ける必要はない」という人もいるかもしれません。
あくまで借金をしているのは自分です。
家族は関係ないように思えます。
しかし、たとえ無関係だとしても、きちんと家族に打ち明けておくことをおすすめします。
家族に打ち明けておくほうが、借金返済の近道になるからです。
大きな借金を返済するためには、個人の努力だけでなく、家族の協力が必要です。
個人の努力がうまくいかないから、大きな借金をすることになりました。
1人では力不足のため、家族の協力が欠かせません。
想像してみてください。
借金が行き詰まってから打ち明けるのは、経済的にも精神的にも、ダメージが大きすぎます。
「どうしてもっと早く言ってくれなかったの?」とあきれられてしまうでしょう。
借金に行き詰まってから打ち明けられても、家族も手の施しようがなく、困り果ててしまいます。
借金問題が行き詰まってから打ち明けたところで「すでに手遅れ」というケースも少なくありません。
既婚者であれば、夫婦間の信用に深いひびが入ります。
真っ赤な顔をしたパートナーから強烈なお説教を受けるに違いありません。
最悪の場合、離婚問題に発展する可能性もゼロではありません。
「自分は必ずきちんと借金を返済できるから大丈夫」と思っていても、実際はわかりません。
大丈夫であれば、そもそも大きな借金を作ることはなかったはずです。
「絶対大丈夫」という考えを持っている人に限って、痛い目に遭います。
そのため、大きな借金があるなら、行き詰まる前こそ重要です。
心苦しいことではありますが「借金返済の近道」と考え、きちんと家族に打ち明けておきましょう。
失望されたり叱られたりするかもしれませんが、正直に打ち明けてくれたことは評価してくれるでしょう。
早めに打ち明けておけば、家族からの支援も得られやすくなり、返済が早くなります。
打ち明けることで失望され、信頼関係が傷ついたとしても、傷を最小限に抑えられます。
意外なことですが、家族と一緒に借金問題を取り組んだことで、かえって家族の絆が深まるケースもゼロではありません。
自分だけの問題と考えず、家族全体のことを考えましょう。
借金問題は、家族にも関わる問題です。
自分の借金であっても、ゆくゆく家族にも波及する可能性があるのなら、早めに伝えておくのが得策です。
余計な意地を張っていても仕方ありません。
つまらないプライドがあるなら、さっさと捨てておきましょう。
恥を覚悟の上、家族に打ち明けることも、借金癖を直すトレーニングの1つ。
大きな借金があれば、恥を覚悟の上、きちんと家族に打ち明けておきましょう。