あるとき人から、期待されることがあります。
かわいい部下から「先輩、頑張ってください」と言われると、期待に応えたくなります。
上司から「ぜひとも君にお願いしたい」と言われると、仕事のモチベーションに火がつくでしょう。
取引先から「今後もよろしくお願いします」と言われると、ますます期待に応えたくなるでしょう。
期待されるのはストレスでもありますが、やはり嬉しく感じます。
ストレスがあっても、難しいことであっても、「何とか期待に応えてあげたい」と思います。
しかし、期待に応えたい気持ちがあるのはいいですが、お金には要注意です。
借金癖のある人の場合、大金を使ってまで期待に応えようとします。
「いくらお金がかかってもいいから、とにかく期待に応える」と考えています。
期待に応えることが最優先になり、お金の事情が後回しになっています。
自己肯定感が低いため、自分が期待されると飛び上がるほど嬉しく、意地でも期待に応えようとするのです。
経済的な余裕があれば、お金を使って期待に応えるのもいいですが、借金癖のある人は、そもそも経済的な余裕がありません。
期待に応えるとはいえ、限度があります。
経済的に無理をすると、浪費につながります。
無理に大金を使ってまで期待に応えようとすると、すぐ金欠状態になり、借金するしかなくなるのです。
期待に応えようとするのはいいですが、大金が必要なら注意してください。
わずかな金額なら許容範囲ですが、お金がかかりすぎるならNGです。
期待に応えることも大切ですが、借金癖があるなら、まず経済状況を考えることが第一です。
余計な見栄を張らないこと。
期待に応える気持ちが借金癖の原因になっていないか、振り返ってみてください。
いくら期待に応えたくても、大金が必要になるなら、きちんと断ることも大切です。
恥ずかしいかもしれませんが、勇気を出して、きちんと断れるようになってください。
「私の力不足です」
「お役に立てず申し訳ありません」
「経済的な余裕がないので厳しい」
素直に謝ればいいだけです。
きちんと借金癖を直したいなら、大金がかかることを避けることが必要です。
評価や印象が落ちたとしても、断ることが正解になるでしょう。