年齢を重ねるにつれて、保守的になります。
実績のあること、慣れていること、親しんでいること。
慣れ親しんだことのほうが、リラックスできて居心地もいい。
十分な実績や信用があるものは安定しているので、安心です。
その一方で、新しいものに対しては抵抗を感じるようになります。
家族が増えたり、仕事の責任が重くなったりなど、守るものが増えた結果、保守的になることもあるでしょう。
心も体もだるくなってくると「今のままでいいではないか」と無難を選ぶ考え方になる。
年齢を重ねるにつれて、新しいことが出てきても、反射的に否定する傾向が出てきます。
「疑わしい」
「信用できない」
「どうせ眉唾物だろう」
「詐欺かもしれない」
「どうせすぐ消えるに決まっている」
たしかに実績がなければ、信用もないでしょう。
新しいものは知名度が乏しく、安定性も不確かです。
前例がなかったり、実績が乏しかったりするので、いきなり信用するのは無理がある。
最初から無条件に信用するのは難しいでしょう。
また、実際に試した結果「合わない」「よくない」とわかることもあるでしょう。
しかし、試すこともなく、反射的に新しいことを否定するのはよくありません。
保守的になっていると、新しい刺激に触れることが減り、変化も乏しくなります。
自分から新しいことを拒み続けていると、どんどん世界が閉ざされてしまいます。
気づけば、すっかり頭が固くなっているのです。
人生を「80年」と仮定するとします。
あなたがもし40歳以下なら、まだ折り返し地点すら達していません。
新しいものを拒むには、まだ早いと言えるでしょう。
頭を柔らかくしたいなら、新しいことを否定する癖から直していきましょう。
新しいことを拒まず、できるだけ受け入れていくと、どんどん頭が柔らかくなります。
余裕があれば、自分から新しいことに挑戦してみましょう。
新しい趣味や習い事を始めてみたり、初めての仕事に挑戦してみたりなどです。
軽い気持ちで踏み出してOK。
「新しいからやめてみる」ではなく「新しいからやってみる」です。
チャレンジ精神を大切にして取り組めば勇気も出ます。
新しいことに不安や恐怖があるなら、軽く試すことから始めればいいだけです。
様子や雰囲気がよくわからないなら、試飲・試着・試用をすればいいでしょう。
いきなり難しいことに挑戦するのではなく、初歩や基本から始めてみることもポイントです。
「合わなさそう」と思うことでも、実際に試してみると、印象が変わるかもしれません。
実際に取り組んでみると、意外と便利だったり相性がよかったりすることもあるでしょう。
新しいものを受け入れる姿勢があると、新鮮な刺激や変化を受け入れることができます。
新しいことへの挑戦が、どんどん頭を柔らかくしていくのです。