頭を固くしてしまう原因の1つ。
それは「横柄」です。
偉そうな態度で振る舞っていると、どんどん頭は固くなってしまいます。
なぜ偉そうにすると、頭が固くなるのか。
それは、自分の都合のいい情報しか吸収しなくなるからです。
「自分は偉い」と思っていると、自然と情報のえり好みをするようになります。
自分の考えに自信を持っているため「正しい」と思った以外の情報は排除します。
自分の考えを押し付けることはあっても、相手から学ぶことが少ない。
無意識のうちに自分の考えや価値観に固執してしまいます。
情報の偏りが生まれ、頭が固くなってしまうのです。
偉そうな人は、一見すると自信があるように見えますが、実際は逆です。
自分に自信がないから偉そうにしています。
心の器が小さいだけ。
横柄な態度は、嫌われることはあっても、好かれることはありません。
偉そうにしていると、自然と相手に不快感を与えることになり、じわじわ人も離れていくでしょう。
自分は偉そうにしていないつもりでも、実際はわかりません。
過去1年間を振り返り、周りから「偉そうだね」と言われたことはありませんか。
心当たりがあるなら、いつの間にか横柄な態度になっている可能性があるため注意が必要です。
頭を柔らかくするなら、逆を心がけましょう。
謙虚になるのです。
頭を柔らかくするためには、謙虚になることが大切です。
人と接するときは、相手の年齢や立場に関係なく、常に低姿勢を心がけましょう。
わからないことがあれば、見栄を張らず「教えてください」とお願いします。
自分に非があれば、余計な言い訳はせず「申し訳ございませんでした」と謝ります。
余計な自慢もしません。
知識のひけらかしも控えます。
質問されたら答えますが、自分から露骨にアピールするのは控えるようにします。
おごり高ぶらず、腰を低くして接しましょう。
常に相手を敬って、控え目で慎ましい態度で接しましょう。
初めて聞く話なら「勉強になりました」とお礼を言いましょう。
たとえ納得できない意見であっても、むやみに反論せず「なるほど」と言って受け入れましょう。
「そもそも頭が柔らかくないと、謙虚になれないのではないか」
そうした疑問を持つ人もいるかもしれませんが、誤解です。
頭が柔らかいから、謙虚になるのではありません。
謙虚になるから、頭が柔らかくなるのです。
謙虚だからこそ、周りからたくさん話をしてもらえます。
謙虚になると、素直に人の話を聞くことができ、自分の中に吸収していけます。
さまざまな情報を吸収していくことができ、視野や価値観が広がっていき、頭も柔らかくなるのです。