素直な人になるために、欠かせない言葉があります。
「ありがとう」です。
素直な人になるためには「ありがとう」と感謝する習慣をつけることが大切です。
あなたが「ありがとう」という場面を思い浮かべてみてください。
感謝する場面といえば、人から好意や親切があった場面が多いのではないでしょうか。
たとえば、仕事を手伝ってもらったとき、物を貸してもらったとき、優しく気遣ってくれたときなどです。
たしかに親切をされたときなら、誰でも「ありがとう」と感謝を伝えるでしょう。
その一方で、好意や親切の程度が小さいなら、感謝を省く場面もあるかもしれません。
「別に感謝するほどでもないだろう」「いちいちお礼を言わなくてもいいだろう」と軽視してしまう。
小さなことでわざわざ感謝するのは大げさであるように感じ、つい無言になってしまいがちです。
しかし、それは誤解です。
「ありがとう」という感謝は、ささいなことにも言える言葉です。
程度にかかわらず、わずかでも人から好意や親切をされたときは、素直に「ありがとう」と感謝したい。
お菓子を1個分けてもらったとき。
役立つ話を1つ教えてもらったとき。
自分のために時間を1分でも割いてくれたとき。
どれも小さなことですが、感謝できる場面です。
相手に優しく気遣われたときも、感謝できる場面です。
相手から「風邪に気をつけてね」と気遣われたなら「はい。気をつけます。ありがとう」と返事ができるでしょう。
何でもないやりとりに思えるかもしれませんが、相手から少しでも好意や親切があれば、きちんと感謝したい。
相手にとって好意や親切をいう意識がなくても、やはり感謝は伝えましょう。
たとえ相手が仕事で事務的にしていることでも、好意や親切なら、きちんとありがとうと言いたい。
「ありがとう」と感謝して、しすぎることはありません。
感謝の言葉を言わなくてトラブルになることはあっても、言ってトラブルになることはありません。
ささいなことにも、素直な気持ちで「ありがとう」と言いましょう。
素直な人は、ささいなことにも感謝できる人のことをいいます。
素直に「ありがとう」と言えば言うほど、笑顔の数が増えます。
感謝の言葉を伝えれば伝えるほど、心もきれいになります。