相手に伝えたいことがあっても、スムーズに言えないことがあります。
本人が目の前にいると、照れや恥ずかしさがあって、なかなか素直になれないこともあるでしょう。
つい強がったり知ったかぶりをしたりして、素直に話せないことがあります。
反射的に体が反応することも多いのではないでしょうか。
また、周りに人がいたり一定の雰囲気があったりする場合も、思うように話せないことがあります。
もともとあがり症や恥ずかしがり屋の人にとっては、ひときわ抵抗感も大きいはずです。
「どうしても自分の口から言えない」
そんなときは、手紙やメールを使ってはいかがでしょうか。
手紙やメールなら、相手と会わなくても自分の考えや気持ちを伝えることができます。
自分の考えや気持ちを整理したうえで、文字にしてみます。
どんなに恥ずかしがり屋でも、手紙やメールなら、スムーズに意思を伝えることができます。
恥ずかしい言葉も言いにくい言葉も、文字にすれば、伝えやすくなるでしょう。
手紙やメールなら、相手の都合のよいときに読んでもらえます。
文字にして伝えるなら、慎重に言葉を一言ずつ選べるので、言い間違えることもありません。
手紙やメールなら、じっくり考える時間があります。
たとえば、一度ノートに考えや気持ちを書き出して、じっくり整理したうえで、手紙やメールにしてみるのもいいでしょう。
急ぐ必要はなく、いくらでも時間をかけることができます。
表現しにくい内容であっても、じっくり表現を考える時間があれば、よい言葉も見つかるでしょう。
手紙やメールなら、工夫次第で装飾を加えることもできます。
直筆で絵を描いてみたり、色を加えてみたりすれば、口頭より表現の幅が広がるでしょう。
手紙やメールでは意思疎通が不十分になるように思うかもしれませんが、誤解です。
きちんと言葉さえ選べば、口頭と同じ、もしくはそれ以上にメッセージを伝えることができます。
特に手書きの手紙なら、口頭とは違った独特の表現を演出できます。
手書きの文字には心が感じられます。
生々しいアナログの文字を通して、思いや感情がいっそうスムーズに伝わりやすくなるでしょう。
たとえ文字が下手であってもいいのです。
心を込めて書いた字は、相手の心にすっと入り込み、じんと響きやすくなります。
気持ちがよく伝わって、相手を感動させることができるのです。