「私の恋愛は苦労ばかり。不幸な恋愛なのだろうか」
恋愛で苦労が多いと、ネガティブなことを考えるかもしれません。
苦労ばかりがやってくると、誰かが邪魔しているように感じます。
そのうち「不幸な恋愛」という文字が、頭の中でちらつき始めるかもしれません。
しかし、苦労の多い恋愛だから、不幸な恋愛というわけではありません。
苦労の多い恋愛と不幸な恋愛は、同じにしてはいけません。
響きやニュアンスは似ているように感じますが、まったく別物です。
その違いはどこにあるのか。
最大の違いは「その出来事を乗り越えることで、お互いの愛を深められるか」という点です。
たとえば、相手から金品を騙し取られたり、暴力を振るわれたり、浮気されたりなどは、不幸な恋愛です。
その出来事を乗り越えても、お互いの愛を深められないからです。
一方的に、失ったり傷ついたり損したりするだけです。
こうした恋愛は、不幸な恋愛になるため、できるだけ避けなければいけません。
一方で、苦労の多い恋愛は違います。
苦労の多い恋愛は悪いこととは限りません。
その出来事を乗り越えることで、お互いの愛を深められるからです。
たとえば、お互いに忙しいためデートの時間がなく、苦労する状況があるとします。
こうしたときは、デートの時間を短くすればいいのです。
お互いに予定をやりくりして、短い時間でもいいから、何とかデートの時間を作ります。
デートをする時間が短くても、濃密なデートにすればいいのです。
お互いに頑張って乗り越えることで、2人の結束を強めることにもつながります。
こうした苦労は、むしろあったほうがいい。
苦労を乗り越えるたびに、成長できたり、仲を深めたり、思い出ができたりします。
「その出来事を乗り越えることで、お互いの愛を深められるか」という基準で考えてみてください。
それが「不幸な恋愛」と「苦労の多い恋愛」の違いです。