世の中には、運を餌にしている人がいます。
運を餌にとはいえ、実際は本物の運ではなく、偽物の運です。
「このネックレスを買うと、運がよくなりますよ」
「これを買うと、金運が上がりますよ」
運を餌にして、お客さんを集めようとします。
しかし、これを信じてはいけません。
運は本来、自分の力で作り出すものです。
たとえば「運がよくなるボールペン」という商品があったとします。
運のよくなるボールペンというからには、何か根拠が必要です。
しかし、そういう商品に限って、根拠が書かれておらず、ただ「運がよくなる」と書いているだけです。
普通はこの時点で「怪しい」と見抜いてしまうことが必要です。
仮に「運のよくなるボールペン」が「機能性のあるボールペン」なら、わかります。
機能性のあるボールペンによって、仕事がいくぶんうまくこなせるようになることはよくあることです。
「機能」によって助けられ、結果として仕事運が上がってしまうことは、十分に考えられます。
それなら、最初から「機能性のあるボールペン」として売ればいいことなのです。
それでも「運のよくなるボールペン」と名前を変えて売っているのは、人には言えない怪しい点が裏に隠れているに違いないのです。
人に言えないことを隠している商品は、買わないほうが無難です。
悪運をつかまずに済みますから、買わないことのほうが、運がよくなる選択なのです。
物事の本質を見抜く力を身につけましょう。
怪しいうたい文句で売っている商品は、やはり怪しいのです。