面接官からの質問には、答えるのが難しい内容もあります。
たとえば「年功序列は必要か」という質問があるとします。
年功序列の意味を知っていても、まだ社会に出ていない学生が、必要性について正しく答えるのは難しいもの。
真面目に答えたつもりでも、知識や理解が不足しているため、常識外れな回答になる場合もあるでしょう。
「こんな意見を言えば、笑われるかもしれない」
そんな不安を抱く場面があるときに使いたい、会話のテクニックがあります。
鍵を握るのは、クッション言葉です。
もし風変わりな回答をする場合は、次のようなクッション言葉を使うと、スムーズです。
「これは学生の意見ですが」
「とっぴな考えかもしれませんが」
「非常識な回答かもしれませんが」
こうしたクッション言葉を使えば「変わった回答であると自覚しています」というメッセージを伝えることができます。
多少風変わりな回答でも、クッション言葉が面接官の心の準備を促すため、受け入れてもらいやすくなるのです。
また、適切なクッション言葉を使うことで、会話に社会人らしい落ち着いた雰囲気も漂うでしょう。
会話の礼儀作法をわきまえている印象も伝えることができるはずです。
正しい回答ができる自信がなければ、クッション言葉の力を借りて、乗り切りましょう。