ときどき、自分の学校をけなす人がいます。
「三流の大学なので」
「無名の短大なので」
「田舎の目立たない専門学校なので」
本人は、謙遜のつもりで言っているようです。
自慢したり高ぶったりせず控えめな態度を取れば、面接官の印象もよくなるだろうと考えているのでしょう。
しかし、これはよくありません。
母校をけなした瞬間、面接官は眉をひそめるでしょう。
面接官は、母校をけなす人が苦手です。
「採用すれば、次は自社をけなし始めるだろう」と考えるからです。
自分の学校をけなす性格の人は、入社すれば、次は自分の企業をけなすでしょう。
「無名の企業なので」「三流の企業なので」「赤字続きの企業なので」などと言うに違いありません。
社外で、悪口を広められるのでは困ります。
面接官は鋭く察知して、不快感を抱くのです。
したがって、無名や三流が事実であっても、母校をけなすのは控えるのが賢明です。
むしろ、どんな学校でも、母校に誇りを持つようにしましょう。
どんなに無名で三流の学校でも、いいところがあるはずです。
小さな学校でも、頼りになる恩師と友人に囲まれ、充実した学生生活を過ごせたことを話しましょう。
母校をおだてるくらいでいいのです。
「大きく成長できた場所」
「静かな空間で勉強しやすい」
「素晴らしい教員が揃っている」
少し大げさでもいいので、母校は褒めるのが得策です。
素晴らしい点に目を向けることができるだけでなく、感謝することもできるため、本人の印象がよくなります。