面接では、やる気を伝える必要があります。
しかし、面接では「やる気がある」という発言は、禁句です。
「私にはやる気があります」
ストレートな表現ですが、思うほど強く伝わらず、発言は空回りするでしょう。
結局は自己申告であり、証明するものがないからです。
面接官は「今だけ強気の発言をしているのではないか」と疑うでしょう。
発言の意味は理解できますが、心は動かされないのです。
大切なことは、やる気があると感じられる実績です。
たとえば、OB・OG訪問の実績です。
「御社の社員5名をOB・OG訪問いたしました。○○様からはこんなことを学びました」
それを聞いた面接官は「そこまでやっているのか。なかなかやる気があるな」と感心して、応募者のやる気を感じるでしょう。
熱心に企業研究をしたことを証明するために、企業研究用ノートを持参してもいいでしょう。
自分の企画力をアピールするために、任意で企画書を持ち込んでもいいでしょう。
やる気があることを証明できる実績を紹介するのです。
労力や手間暇をかけた実績を紹介することで、間接的に、応募者の本気が伝わります。
この考え方は、意欲や熱意を伝えるときも同様です。
やる気・意欲・熱意などの表現を、面接でそのまま使うのは控えたほうがいいでしょう。
やる気・意欲・熱意などの言葉ではなく、それらがあると証明できる実績を紹介したほうが、説得しやすくなります。