学校を卒業すると、学生時代が恋しくなるものです。
学生時代は、その価値に気づきにくいのですが、卒業したとたんに学生時代が恋しくなります。
その恋しさたるや、強烈です。
存分に勉強できる環境、自由に使える時間、大笑いできる人間関係。
すべてが輝かしく思えます。
「学生時代は、これほど恵まれていた時間だったのか」と痛感するのです。
人生は面白い。
社会人になると、なぜか学生時代に戻りたくなったり、学生が羨ましく思えたりします。
大人たちが「最近の学生は……」と愚痴をこぼしているのは、羨ましい気持ちの裏返し。
勉強で悩み苦しんでいた時期さえ、贅沢に思えるから人生とは不思議です。
「学生時代に、あれをしておくべきだった」と思っても、卒業してからでは遅い。
前に進んだ時間は、もう二度と戻りません。
学生時代は、人生でも最も貴重な時間の1つ。
学生時代の1年間は、社会人の数年間に相当します。
後から学生時代を悔いないためにも、やり残していることがあれば、今のうちにやり遂げておきましょう。
勉強でやり残したこと。
サークル活動でやり残したこと。
友人関係でやり残したこと。
中途半端になっていることがあれば、今ならまだ間に合います。
最後までやり遂げ、区切りをつけておきましょう。
やり遂げたことは、自信にもつながります。
自分の学校に誇りを持ち、深く感謝できる人になってほしい。
自分の学生生活に誇りを持って、社会に出ていきましょう。