面接をうまく対応するために、まず知ってほしい法則があります。
メラビアンの法則です。
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した、人の印象を数値化した法則です。
メラビアンの法則によると、人が受ける印象の割合は、次のとおりとされます。
この割合から、面接で大切な順位も見えてきます。
私たちが面接といえば「回答が重要」と思いがちです。
もちろん重要であるのは事実ですが、最重要というわけではありません。
もう一度、メラビアンの法則を見てください。
話の内容からの印象は、たった7パーセントです。
わずかなのです。
実際に重要なのは、見た目と声の印象です。
たとえば、無表情で「頑張ります」という場合と、真剣な表情で「頑張ります」という場合を比べてください。
同じ発言でも、受ける印象はまったく違いますね。
真剣な表情で「頑張ります」というほうが、強い就労意欲が伝わってくるでしょう。
話す内容も大切ですが、現実では、見た目と声が印象の大半を占めるのです。
さて、メラビアンの法則に従って面接の優先順位を考えると、次のようになります。
1に見た目、2に声、3に話の内容です。
面接で最も大切なのは、見た目です。
清潔感のある服装を着ましょう。
椅子に座るときは、姿勢を正しましょう。
前を向いて話しましょう。
次に意識するのは、声です。
大きな声で、はきはき話しましょう。
気持ちを込めて、力強く説明しましょう。
話す内容を考えるのは、最後でいいのです。
見た目と声をしっかり整えておけば、面接対策の半分は、クリアできていると考えていいでしょう。