執筆者:水口貴博

就職面接の30の基本マナー

25

変わったことをして、面接官の注意を引く必要はない。

変わったことをして、面接官の注意を引く必要はない。 | 就職面接の30の基本マナー

就職活動をする人の中には、変わったことを意識する人がいます。

たとえば、履歴書に「お手玉が得意」と書いたり、面接で「私に不可能はありません」と大げさな発言をしたりです。

面接官を驚かせて、自分を強くアピールするのが狙いです。

変わったことをすれば、面接官の注意を喚起させ、目立ちやすくなるでしょう。

変わった記載や態度があれば、やはり気になります。

たしかに面接官の中には「この人は逸材かもしれない」と考える人もいるかもしれません。

しかし、実際は危険と考えたほうがいいでしょう。

普通のことを普通にできないのは「常識がない」と判断される場合があるからです。

自分ではアピールのつもりでも、面接官にとっては、不快を抱く場合があります。

「今までどんな教育を受けてきたのか」「入社してからの教育が大変そうだ」と思われるでしょう。

加点どころか、減点になる場合が多いと考えたほうがいいでしょう。

「面倒が増えそうだから、とりあえず不採用にしておくか」と思われ、就職活動で不利になる可能性が高いのです。

履歴書や面接では、変わったことを意識する必要はありません。

普通の言葉遣い・態度・表現・言い方など、常識を意識すれば、十分です。

「普通ではアピールにならない」と思うかもしれませんが「普通」も十分なアピールになります。

普通のことが普通にできるのも、立派な長所です。

「私には常識がある」というアピールになるでしょう。

常識をアピールできれば「入社してからの仕事を覚えるのもスムーズだろう」と思われるため、加点になるのです。

就職面接の基本マナー(25)
  • 変わったことをするのではなく、普通の言葉遣いや態度を心がける。
どんなにうまく話せても、面接官の目を見なければ、台無し。

就職面接の30の基本マナー

  1. なぜ面接が行われるのか。
  2. 面接で欠かせない、メラビアンの法則。
  3. 面接で必ず聞かれる質問は3つ。
    自己紹介・自己PR・志望動機。
  4. 面接当日の流れ。
  5. 時間厳守で気をつけるのは、遅刻だけとは限らない。
  6. 面接の日程を変更するときのマナー。
  7. 面接時間に遅刻しそうなときのマナー。
  8. 提出書類を持参するときのマナー。
  9. 面接に持参したい、11の持ち物。__deleted__
  10. 緊張しすぎてはいけない。
    リラックスしすぎてもいけない。
  11. 上着やコートなどの、脱着タイミングのマナー。
  12. ドアのノックの正式なマナー。
  13. 入室後、椅子の左側に立つか、右側に立つか。
  14. 面接の勝負は、冒頭の一言。
  15. 面接は基本的に、正直であること。
  16. メモの必要はなくても、面接にメモ帳は持参。
  17. 入室マナーの10ステップ。
  18. 椅子に座って待っているときも、気を抜かない。
  19. 面接で、面接官のことは何と呼べばよいのか。
  20. せっかく封筒に入れた書類も、片手で渡すと台無し。
  21. 面接では、椅子の背にもたれない。
  22. 自信がなくても、笑顔を見せよう。
    面接官は、笑顔に弱い。
  23. 面接では、他社のロゴが入った文房具の使用に注意。
  24. 質問の適切な回答時間とは。
  25. 変わったことをして、面接官の注意を引く必要はない。
  26. どんなにうまく話せても、面接官の目を見なければ、台無し。
  27. 面接でやってはいけない、7つの立ち振る舞い。
  28. 答えられなかった質問の答えを、後で思い出したときの対応。
  29. 緊張のせいで、質問内容を忘れたとき。
  30. 退出マナーの7ステップ。

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