最近、あなたの身に降りかかった危ない経験を思い出してください。
財布を落としそうになった。
車にひかれそうになった。
友人と喧嘩しそうになった。
「危ないところだった」と思った経験なら、何でも結構です。
ぎりぎり危険を回避できた経験です。
ほっと一息つきたいところですが、危ない経験をした直後に何をするかが大切です。
「危なかった。今度から気をつけよう」と思っているのではないでしょうか。
ここなのです。
「今度から気をつけよう」は、不十分です。
具体策ではありません。
そもそも今度の瞬間には、注意することすら忘れているでしょう。
忘れるのは人間の得意技です。
「気をつけよう」で済ませようとしている自分に、気をつけることです。
「危ない」と思った直後にすべきことは、予防策を立てることです。
危ないことが起こった原因を突き詰めます。
同じことが再び起こらないように、対策を立てます。
きちんと予防策を立てれば、次から危ない目に遭うことはなくなります。
時間やお金がかかるかもしれませんが、人生に必要な手間と考えましょう。