40代になった今、人生の半分が終わりました。
前半戦の終了です。
ほっとしたいところですが、40代になって、最初にしてほしい一仕事があります。
自分の半生を振り返ることです。
これまでの歩みを振り返ると、気持ちを整理しやすくなりますし、これからの人生についても考えやすくなります。
ちょうど人生の半分まで来たこの機会に、ぜひ挑戦してほしいのです。
自分の半生を振り返るとはいえ、頭の中で振り返るだけでは不十分です。
頭の中では抽象的で、思い出しにくいからです。
そこでおすすめなのが、年表形式です。
歴史の教科書に登場する年表と同じイメージです。
自分の40年間、どういう人生を歩んできたのか、時系列順に出来事に並べてまとめます。
生まれた日を起点にして、今までに起こった事実を書きつらねてみましょう。
生まれた日、学校の入学と卒業、就職、転職、結婚、出産などです。
大きな出来事だけでなく、印象深い出来事もあれば、付け加えましょう。
恋愛をしたこと、旅行に行ったこと、引っ越ししたこと。
習い事を始めたこと、資格を取得したこと、仕事で成功や失敗したことなどです。
できるだけ細かく思い出して、きちんと書いてみましょう。
40年とはいえ、壮大な年表ができるに違いありません。
あっという間の40年間と思っても、書き出してみると、自分はたくさんの経験をしてきたことに気づくのです。
この年表ができると、出来事の見通しがよくなるため、人生を振り返りやすくなります。
やり残したことや足りなかったことにも、気づきやすくなるでしょう。
これまでの流れが見えると、これからの流れも見えてきます。
「これからどういう人生を歩みたいのか」という道筋も見えてくるに違いありません。
これからの人生の後半戦を歩む上での、重要な資料になるのです。