執筆者:水口貴博

20代がしておきたい30のこと

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商品やサービスを与える側になると、社会の仕組みがはっきり見えるようになる。

商品やサービスを与える側になると、社会の仕組みがはっきり見えるようになる。 | 20代がしておきたい30のこと

10代のころは、商品やサービスを受け取るばかりでした。

商品やサービスがあるということは「考えた誰かがいる」「作った誰かがいる」ということです。

受け取る立場でいるかぎり、作った人たちのことは、あまり考えないものです。

考えるとしても「もっといい物を作ってほしい」というわがままを言うくらいでした。

しかし、20代になって仕事を始めると、立場が逆転します。

受け取る側から、与える側になります。

与える側になると、意識が変わります。

商品やサービスを与えることが、どれだけ大切であるか、痛切に感じるようになります。

ささいなことに、大きな苦労があるものです。

小さな違いに、強いこだわりがあるものです。

世の中に商品やサービスを送り出す裏で、どのような物語が広がっているのか、見えるようになります。

見えなくても、想像できるようになります。

すると、世の中にあふれる商品やサービスのありがたさが、よくわかるようになります。

社会にあふれる商品やサービスが、より楽しめるようになるのです。

世の中にあふれるあらゆる商品やサービスは「誰かを喜ばせたい」という気持ちの表れです。

与える側になると、受け取る感動も大きくなります。

よくできた資本主義という仕組みに、深く感動するのです。

20代がしておきたいこと(16)
  • 与える側になり、受け取る感動を大きくする。
環境があるだけで、十分に恵まれている。

20代がしておきたい30のこと

  1. 20代ほど、激動の10年間はない。
  2. 20代とは、30代を決める10年間。
  3. 20代は、理想と現実のギャップに驚く時期。
  4. 20代は、必ず一度は「仕事を辞めたい」と思う時期。
  5. 「仕事を辞めたい」と思ったとき、その理由が正当か、よく考える。
  6. 愚痴を言いながらも、やるべきことをきちんとやる人が偉い。
  7. 弟子入りがスムーズに進むのは、29歳まで。
  8. 何もない今だから、できることがある。
  9. 学力の本当の差がつくのは、学校を卒業してから。
  10. 学校を卒業してから、勉強が本当に楽しくなる。
  11. 「できません」ではなく「やってみます」。
  12. 20代は、お金が貯まらないのが普通。
  13. 20代は、本当の貧乏を味わう時期。
  14. 人間関係の本当の勉強は、20代から始まる。
  15. 素晴らしい人と友人になりたければ、自分が素晴らしくなければいけない。
  16. 商品やサービスを与える側になると、社会の仕組みがはっきり見えるようになる。
  17. 環境があるだけで、十分に恵まれている。
  18. 夢を聞かれて答えられなければ、その程度。
  19. 厳しいと思える20代は、実は最も優しい時期。
  20. マンネリとは、立派な成長の1つ。
  21. なぜ定年退職した人は、素晴らしいのか。
  22. 影響されすぎるのはよくないが、まったく影響されないのも問題。
  23. 不器用ほど、時間はかかれど、才能を発揮できる。
  24. あなたがどれだけ成長できるかは、腰の低さにかかっている。
  25. まだ山頂にたどり着いていないあなたは、幸せ。
  26. 20代のうちに、プロフェッショナルと呼ばれる能力を、身につける。
  27. 仕事のできる人の前では、年下でも、頭を下げて教えを求める。
  28. お酒の味を知り、お酒の怖さを知る。
  29. 20代のうちに、海外旅行を一度は経験しておきたい。
  30. 20代は、いかに親がすごいのか、あらためて知る時期。

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