空に浮かぶ雲は、なぜ見飽きないのでしょうか。
常に変化があるからです。
雲は止まっているように見えますが、実は止まっていません。
気温や風などの影響で、雲は少しずつ形を変えています。
消えたり現れたり、大きくなったり小さくなったりします。
刻一刻と変わる様子に、無限の可能性を秘めています。
変化しているから、見飽きないのです。
人生も、空に浮かぶ雲と同じです。
世の中にあるすべての物事は、常に変化しています。
人生とは、変化の連続です。
出会ったり別れたり、覚えたり忘れたり、買ったり捨てたりです。
元気になったり落ち込んだり、栄えたり廃れたり、始まったり終わったりです。
いつまでも同じ状態のままでいたいと思いますが、残念ながら、そうはいきません。
変化を止めようとすると、世の法則に逆らうことになります。
変化を否定すると、苦しい人生になります。
変化を止めることはできませんから、思いどおりにいかず、いらいらや苦労が多い人生になるのです。
人生は、変化を受け入れることが大切です。
止めようとする努力ではなく、変化をしようとする努力です。
変化しているのが、正しい状態です。
いろいろな変化を受け入れます。
人生の初心を忘れそうになれば、いま一度、空に浮かぶ雲を見上げましょう。
空に浮かぶ雲は、人生の教科書です。
最も大事なことを表現しています。
変化をし続けるから、無限の可能性があり、楽しく生きられます。
人生とは、そういうものなのです。