人がかく汗は、気温によるものだけではありません。
精神的なストレスによる汗もあります。
精神性発汗です。
緊張したり、焦ったりしたときは、体に汗をかきますよね。
プレゼンの前やテスト本番前などは、誰でも緊張して、冷や汗をかくものです。
誰でも緊張したとき、一時的に、汗をかくのは当然のことです。
特殊な状況で出る汗は、まったく不思議なことではありません。
しかし、そうした状況にも限度があります。
もし不安定な心の状態が止まらず、汗が出続ける状況が続くなら、話は別です。
「体質の問題」より「心の問題」である可能性があるのです。
長期的な心配事を抱えているかもしれません。
誰にも言えないことがあるだけで、心は不安定になるものです。
過去に経験した、心理的な強い打撃が原因であることもあります。
不安があると心の重荷になります。
潜在的な不安が関係していると、自分でも理由がわからず、汗が出続けることがあります。
自分でもわからないことは、自分で考えても仕方ありません。
何か心のわだかまりを感じれば、心療内科や精神科です。
心の治療が専門である医師によるケアが、有効です。
医師による心のケアによって心労が軽くなれば、汗も軽減されるのです。