執筆者:水口貴博

汗のにおいを抑える30の対策

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水を飲む量を減らしても、汗の量は変わらない。

水を飲む量を減らしても、汗の量は変わらない。 | 汗のにおいを抑える30の対策

「水を飲む量を減らせば、汗の量も減るのではないか」

汗を抑えるため、あまり水を飲まないようにしようとする人がいます。

そもそも水分を取らなければ、汗が出る量も少なくなるだろうと思っているのです。

よく汗かきの人に見られる考え方です。

汗の99.5パーセントは、水です。

水と汗の量に関係がありそうな気がしますが、実際はどうなのでしょうか。

残念ながら、汗を抑えるために水を控えても、無意味です。

水を飲む量を減らしても、汗の量は変わりません。

汗は、生理的に出るものです。

暑ければ暑いほど汗をかきますし、緊張もすればするほど汗をかきます。

生命維持に必要な汗ですから、水の摂取量にかかわらず、出るときには出るのです。

むしろ水を控えるのは、健康によくありません。

暑いにもかかわらず、無理をして水を控えていると、脱水症状のリスクが高まります。

暑くてたくさん汗をかくなら、体臭のことは気にせず、積極的な水分補給が大切です。

体臭より、健康第一です。

重度の脱水症状では、最悪の場合、死に至ることもあります。

たくさん水を飲みすぎたとしても、余分な水分は、尿として排出されるだけです。

夏場やスポーツなど、たくさん汗をかくときほど、積極的な水分摂取を心がけましょう。

汗のにおいを抑える対策(14)
  • 汗を抑えるためとはいえ、無理に水分摂取を控えるのは、やめる。
からいものや熱いものを、食べすぎない。

汗のにおいを抑える30の対策

  1. ある程度の体臭は、誰にでもあるもの。
    違いがあるのは、体臭に対するエチケット。
  2. 実は、汗そのものに、においはない。
  3. 実は「汗かき」という明確な定義はない。
  4. 人の体から出る汗には2種類ある。
    エクリン腺とアポクリン腺。
  5. 汗をかく状況を理解することは、体臭を抑えるポイントを理解すること。
  6. 汗には「よい汗」と「悪い汗」がある。
  7. 汗の種類は、リトマス試験紙で確認できる。
  8. いい汗をかくためには、トレーニングが必要だ。
  9. 朝のシャワーを習慣にするだけで、体臭のほとんどは解決できる。
  10. 抗菌タイプの下着は、やみつきになるくらい効果がある。
  11. これというほど汗をかかなくても、汗臭さは目立つもの。
  12. 汗をほったらかす習慣が、体臭の原因になる。
  13. 乾いたハンカチで、汗を拭くと、においは余計に強くなる。
  14. 水を飲む量を減らしても、汗の量は変わらない。
  15. からいものや熱いものを、食べすぎない。
  16. においやすさには、個人差がある。
  17. 服の代えを持っていけば、大量の汗も、怖くない。
  18. 脱ぎ終わった替えの下着をどうするかが、大切だ。
  19. においの種類によって、デオドラントを使い分ける。
  20. 制汗スプレーは、使い方を誤れば、逆効果。
  21. 定期的な半身浴で、汗腺機能を高めよう。
  22. 冷え性と汗かきの、意外なつながり。
  23. 汗は、悪者ではない。
  24. 顔にかく汗を、一時的に汗を止める裏技。
  25. 全身の発汗を抑えるには、首筋を冷やそう。
  26. 緊張したときほど、まず深呼吸。
  27. デリケートな、においの問題は、誰に話せばいいのか。
  28. 精神的な汗がひどく目立つなら「体質の問題」より「心の問題」かもしれない。
  29. 心療内科の先生に、話を聞いてもらうだけで、意味がある。
  30. 緊張して汗が止まらないなら、開き直るのが一番。

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